2020.07.21

GoPro搭載ドローン

最初のドローンDJI MAVIC PROを購入してはや3年半。マイクロドローンをはじめて1年半。国交省の許可や電波関連の必要資格も得て、映像制作の技術、一眼レフなどのカメラ機材も一定のラインまで来ました。昨年、マイクロドローンでのHD撮影ができるようになり、そして今回GoPro搭載機を入手しました。

マイクロドローンは軽量化が必須のため、GoProを分解(通称“剥きプロ”)して専用の基板などで加工しています。これまでネックだったカメラ性能が格段に上がり、一眼レフでの素材との差が小さくなりました。

レンズ部分の保護を兼ねてCPLフィルターを装着しています。屋外晴天時にはNDフィルターに付け替えて光の量を調節します。軽量化のため見た目は少々不格好ですが、フィルターを付けると少しGoPro感が戻ってきました。

下側の小さいカメラはFPV用のカメラです。このカメラの映像をゴーグルで見ながら操縦します。

操縦者が見る映像は遅延の少ない5.7Ghz帯の電波を使用するため、アマチュア無線4級が必要です。ただしその名の通りアマチュア向けの資格なので、業務で使用する場合は陸上特殊無線3級以上が必要です。また産業用ビデオ無線伝送システム(VTX)の搭載も必要で総務省への電波局申請も必須となります。

バッテリーにもよりますが、航空法対象外の約150g。3分ほどの飛行が可能です。録画性能はGoPro Hero7 BLACKそのままに4K60fpsまで対応。手ぶれ補正機能でなめらかな映像が可能になりました。実際の撮影はクリアで広角が可能な2.7K60fpsで行っています。

一見するとおもちゃのように見えますが、なかなかに高性能。ちなみに価格は、機体、GoPro、プロポ(トランスミッター)、FPVゴーグル、産業用VTXと申請費も含めて約30万円ほど。機体とGoPro関連だけなら6万円少々で可能です。高いようにも思いますが、プロのカメラ機材として考えると安価な部類になります。

肝心の撮影・編集した映像サンプルはまた後日こちらにアップしておきます。